今回は、じゃんの放デイの考えについて少しお話させてもらいます。
じゃんではよく保護者の方から、
「じゃんさんでは,好きなことができるから我が子は楽しく通ってます。」
と言われます。それはとてもうれしいお言葉です。
でも、、、
もっとこんな活動があったらいいのに、とかいろんな経験をさせてほしいと思われている方もみえるのかなと思います。
基本的にじゃんでは、
利用者さんのやりたいこと、利用者さんがじゃんでどう過ごしたいかを一番に叶えられるよう支援をします。
おもちゃで遊んだり
PCやスマホで動画を見たり
歌を歌ったり、曲に合わせて踊ったり
おやつを食べたり、料理を作ったり
絵を描いたり
寝たり
・・・
どれも、本人主体で行います。
本人がやりたいなと思ったことを思ったときに実現する。それが一番心が満たされると考えているからです。
では、スタッフは何をしているのか?ということになりますよね。
スタッフは、利用者さんのヘルプをキャッチするべくそばにいます。
あのおもちゃをとってほしい
この動画を検索してほしい
このおやつを食べたい
おかわりしたい
トイレに行きたい
ここはうるさくていやだ
・・・
本当に要求やヘルプは様々です。
そして、じゃんを利用される方の、要求やヘルプの表出の仕方はこれまたとても様々です。
スッタフは常に
何を要求してるのかな?とアンテナを張り巡らせています。
とても簡単な要求でも、うまく伝えられない利用者さんもいます。
なので、スタッフ同士で常に対話しAさんのあの行動はなんの要求かな?と
話し合うこともしばしばです。
例えば利用者さんの見ている動画をスタッフが横で一緒にみていて
はっ!!!
あの子のやりたかったことはこれだ!!
と気づくこともあるのです。
じゃんでは
動画やゲーム、テレビに子守をしてもらっているわけではありません。
また
動画やゲーム、テレビで利用者さんの療育を行っているわけでもありません。
それらは
利用者さんを知るためのツールとして考えています。
お菓子や食事を利用者さんに選択してもらっているのもそのためです。
言葉の理解
好きなもの
手先の動かし方
ルールの理解
お友達とのコミュニケーションの取り方
食べたいもの
やりたいことが要求できるのか
利用者さんをまず知ること。
そして、課題や問題を明らかにすること。
それが第一目標と考えています。
要求を聞いてもらえた、わかってもらえた。
その経験をたくさん積むことで信頼関係も築くことができるのではないでしょうか。
そして、やっとこちらのお願いも聞いてもらえるということにつながるのではないかと考えているのです。
他の事業所のスタイルとは少し違うところもある当事業所へ
ご理解とご協力をいつも本当にありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします☆
森川