新年度始まって、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
我が家のことになりますが、この春次女が小学校の一年生になりました。
入学当初は元気に張り切って家を出発していましたが
一週間経つ頃から雲行きが怪しくなってきまして
泣けてしまう朝、学校でも涙がでることも・・・
不安や、寂しさ、いろいろな理由が考えられますが
親として何ができるのか、次女と向かい合いながら考えています。
時に次女の思いを聞きしっかりと叶えてあげ、時に突き放して背中を押してみたり
親である私も、そして次女本人も踏ん張り時
またこれを乗り越えたらすこし成長できるのかな?と思っています。
じゃんでも日々いろいろなことが起きます。
先日、ある子がPCを使いながらタブレットも使いたいとお願いしてきました。
2つもつかうの??
PCで好きな動画を観て楽しんでるのに、なんでもう一つ必要なのかな?
これがスタッフの疑問でした。
その子の様子を見ていると
いつも通り、PCで動画を見て踊ったりして楽しんでいて
タブレットも横に置き、そのタブレットからも好きな音楽がかかっていました。
疑問に思ったスタッフがどうして2つ使わないといけないのか
本人に聞いてみたところ
「好きな動画を流すためにPCは使っていて、タブレットは嫌な音を消すために使っているんだよ」
と教えてくれたのです。
その子は聴覚に過敏なところがあります。
嫌な声や音楽があると集中できず怒ってしまうことがあります。
その対策としてイヤホンで動画を楽しんでいましたが、それでも嫌な音はどうしても耳に入ってきてしまうのだそう。
そこで本人が対策として好きな音楽を自分の近くで流すことで
嫌な音をできるだけカットするという方法でした。
確かに私たちも
宿題をするときに、好きな音楽をかけていたことも学生時代にあったし
いまだにPC仕事するときに、人の話し声がきになってしまったら音楽をかけたりします。
聴覚過敏のある子にとっては、自分のやりたいことに集中するために
いかに不快な状況を減らせるかというのが課題なんだなとわかりました。
今回、本人から理由を教えてもらうことができて
その子が好きなことを楽しむためにも、いろいろな工夫が必要なんだということがわかりました。
聴覚過敏のある子はとても多くいます。
その子たちへの支援のヒントにもなりました。
イヤーマフで音を消す方法も一つ
他の好きな音で嫌な音をかき消す方法も一つ
それぞれにあった方法を見つけていけるとよいですね。
ただのわがままだとか、ぜいたくだとか
思われがちな行動の中にも、ちゃんとした理由があるのだなと
今回とても勉強させられました。
どんな行動にも
それぞれの理由があるのかもしれません。
その理由を探っていくことも私たちの支援の一つだと思っています。
保護者の皆様にも、またいろいろと教えていただきたいです。
よろしくお願いします。
そして我が家の次女にも
学校で泣けてしまう理由が彼女なりの理由があるんだと思います。
私もしっかり理由と向き合っていきたいなと思いました。
森川