前回お伝えした豊田南部地区の放デイ事業所の勉強会を先日行ってきました。
今回はじゃんも含めて4つの事業所と相談員さんが参加されました。
それぞれ放デイの活動内容についての近況報告や課題についても報告しました。
色々な課題が報告されるなか
じゃんでも他の事業所でも課題として話されることが「区分」の問題です。
放デイに「区分」が導入されて1年が経ちました。
いまだに不透明なことが多く、たびたび話題にあがる問題です。
ちなみに現在、じゃんではおおよそ半数近い方が「区分1」認定になっています。
今後事業所としても「区分2」→「区分1」になっていく予定です。
また区分についてもここで書いていけるとよいかなと思っています。
また、今回は「問題行動」についての話し合いも行いました。
各事業所の皆さんも
問題行動(走り出し、飛び跳ね、ものを投げる、等・・・)の
裏に隠れる理由を探ることの大切さをしっかりと把握されていました。
自閉症だから落ち着かない、大きな声を出すのが普通なわけではなく
何か伝えたいことがあり、それが叶わない、つらい困った・・
それが問題行動として表出されている。
そう考えると、以前書いた「理由」とも重なる部分もでてきますね。
問題行動をなくすための近道は
根本的な問題を解決してあげること
つまりそれは
「その子の伝えたい思いに耳を傾けることだと思います。」
その伝えたいことを聞く方法はそれぞれですし
各事業所でも様々な取り組みがあるようです。
じゃんでは、
要求を出しやすい活動を多く取り入れ、それを理解してもらい叶えられる。
という成功体験を多く積むことでコミュニケーションの幅を広げられるように計画を立てています。
その中で、利用者さんの抱える辛さや困りごとを探しています。
とはいえ、原因がわかっても、必ずしも放デイだけで解決できる問題ばかりではありません。
放デイ(福祉事業所)と家庭と教育とがもっと連携をして解決に向けて共通認識を持てるといいのにな
という思いでいっぱいですが
それも、現状なかなか簡単にはうまくいきません。
今後、福祉と家庭と教育また地域も含めてもっとうまく連携し協力してやっていけるよう頑張りたいと思っています。
そして、なかなか問題解決が簡単にはいかないことも多い中
じゃんでは
その利用者さんの抱える問題を解決するために
その思いを理解し共有していくことも大切にしています。
むしろそれが第一歩です。
その第一歩を大切にしていきたいです。
長い梅雨もようやくあけようとしています。
そして暑い夏休みがやってきます。
楽しい夏休みにしましょう!!
森川